あいちシンクロトロン光センターについて

所長挨拶

就任のご挨拶

 この度、竹田美和所長の後を引き継ぎ、あいちシンクロトロン光センターの所長になりました國枝秀世です。

 あいちシンクロトロン光センターは産官学の協力の下2013年の発足以来、皆様のご尽力、ご協力を得て、今では愛知を中心に学術と産業の研究開発に大きな貢献をするに至っています。中でも利用時間割合で企業関係が58%、大学関係32%と言う数字(2019年度)にみられる様に、国内のみならず世界的に見ても高い割合で産業応用が進められています。シンクロトロン光は実験室光源では決して得られない、桁違いの輝度を持ち、平行度も高い光源です。ここでなければできない高精度、高感度の実験が実に多くの分野において最先端の研究開発を切り拓いて来たと思います。その高度な光源が身近なところで容易に利用できることは大学研究者のみならず、産業界の先端技術にまたとない研究開発の場を提供していると思います。特に中部地区に集積している世界トップの企業群、地場産業があいちシンクロトロン光を用いて、革新的成果を上げて来ておられます。これこそが、あいちシンクロトロン光センター設立の最大の目的の一つだったと思います。

 これが実現されるベースにはTop up運転による安定した光源、ユーザー目線に立ったビームラインのハード並びに研究支援体制の充実などが大きく寄与していると思われます。さらに昨年来のコロナ禍の中で高まった、遠隔地からの測定代行の要望に対し、あいちシンクロトロン光センターでは、以前より測定依頼に対応する体制が取られていたことから、迅速に対応することで利用者の研究を止めること無く実験が可能になりました。これはコロナ禍が終わった後においても、全国のユーザーを対象に、効率よく迅速に開発研究を進める上であいちシンクロトロン光センターの大きなアドバンテージになると思われます。

 今後の10年に向けては、こうした技術支援体制のさらなる強化と共に、システムの高度化、効率化のための整備計画を進めて行くことが重要だと考えています。竹田先生からバトンを受け取った私としては微力ながら、あいちシンクロトロン光センターの発展、ひいては中部地区の学術・産業界の発展に少しでも貢献して行きたいと考えております。関係者の皆様のご支援、ご協力、ご指導をよろしくお願い申し上げます。

 

2021年4月6日

あいちシンクロトロン光センター

所長 國枝 秀世

 

退任のご挨拶

 本年3月31日をもって、あいちシンクロトロン光センターの所長を退任致しました。

 後任は國枝秀世所長で、シンクロトロン光のユーザーであり名古屋大学理事の時は名大シンクロトロン光研究センターのご担当として名大ビームラインの設置や運営にも尽力された方です。新しい視点であいちSRの運営をされると期待しております。

 私は2012年に名大SRセンター長からあいちSRの所長に着任しましたが、時はまさに建設の真っ最中で、猛スピードで実験棟建設とビームライン・エンドステーションの建設・設置が行われ、2013年3月に開所式、ユーザー利用開始と息つく暇もなく今日に至りました。新しい施設を作ると言う又と無い経験をさせて貰いました。更に、「誰でも使える」というコンセプトを実現する施設設計や運営体制作りと、他ではなかなか出来ない経験もさせて頂きました。  

 まだまだ未完の部分はありますが、あいちSRは一定のSTATUSを築けたかと思います。これからは新たな展開を新しい人たちが進めるべきと以前より考えておりました。

 産業界にも使いやすいということは、学術利用でも使いやすいということが次第に認知され、実に様々な分野の方々が多種多様な課題にチャレンジしておられる姿を見るのは、共同利用施設として最も喜びとするところです。

 今後ともあいちシンクロトロン光センターのご利用・ご支援を頂きますよう宜しくお願い申し上げます。

 

2021年4月吉日

あいちシンクロトロン光センター

前所長 竹田 美和

 

  


所長挨拶2013

所長挨拶2014

所長挨拶2016

所長挨拶2017



一覧へ戻る