Core Industry
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愛知の基幹産業の更なる高度化に資する
技術開発に取り組む

CI7

人工シデロフォア技術を用いた
大腸菌群検出技術・装置の開発

お待たせしません! 大腸菌群を迅速検査

研究開発の概要

 食品衛生法の改正にともない、全ての食品製造事業者に国際基準の衛生管理であるHACCP、またはその考えを取り入れた衛生管理が業種や規模に応じて全ての食品等事業者に適用されることとなった。そのため大腸菌群の迅速・簡便な検査技術に関する市場ニーズが高まっている。我々は微生物が必須金属イオンを取り込むために産出するシデロフォア分子に着目した。本研究テーマでは、天然のシデロフォア分子と同様の機能を有する人工シデロフォア分子の合成・修飾技術を利用し、選択的に大腸菌群の迅速検査が可能な技術および装置の開発を行う。

総  括

名古屋工業大学 教授 猪股 智彦

重点研究プロジェクトにより、参画機関の間で綿密な産学行政連携が行われ、人工シデロフォア分子の関連技術を利用した大腸菌群検出装置の実用化が大きく進展した。今回開発した技術は、迅速・簡便・安価に大腸菌群を検出することが可能であり、従来の技術に比べて非培養で検査を行うことができ、装置本体や消耗品となるセンサー部位も非常に安価に作製することが可能である。そのため広く県下の食品製造関連企業に波及し、県内産業の育成に寄与することが期待される。

今後の展開

株式会社槌屋 技術開発本部 
  ことづくり開発センター センター長 池田 幸治

本プロジェクトでの研究開発と試作品をベースとして、製品としての設計を行ない、大腸菌群をターゲットとした有効な検査手段として食品業界へ貢献できるよう作りこんでいきたい。新たに開発した蛍光シデロフォアについては、新たな製品化、既製品への応用を探索していく。核心技術であるシデロフォアは食品検査への応用だけでなく、広範な分野で期待できるため、研究開発など応用を検討して愛知県産業での技術および技術者育成に貢献していきたい。