SDGs
SDGs達成に向けた脱炭素社会・安心安全社会
の実現と社会的課題の解決に資する
技術開発に取り組む

S3

健康と食の安全・安心を守る
多項目遺伝子自動検査装置の開発

狙ったDNAを見える化し、潜在的なリスクを素早く察知する!

研究開発の概要

SDGs達成に向けた安全安心社会の実現に向けて、「命」、「食」、「農」に係る社会的課題の解決に取り組む必要がある。このためには、ウイルス感染症から人々の命と健康を守り、安全・安心な暮らしを支援する技術として、迅速・簡便・低コストにウイルス感染症の遺伝子検査が行える技術の提供が喫緊の課題である。また、食の安全・安心を守るためには、食品の製造工程を遺伝子レベルで監視し、微量な食物アレルギー物質の意図せぬ混入を未然に防ぐことが重要となる。さらに、品質のよい農作物を効率よく安定して生産するためには、専門知識やスキルをもたない一般の農業生産者でも、現場にて簡便・迅速に農作物の病害検査を遺伝子レベルで行える検査技術の提供が不可欠となる。

総 括

豊橋技術科学大学 教授 柴田 隆行

多検体・多項目の遺伝子検査が行える遠心送液型の検査チップを実装した卓上型自動検査装置を開発し、リアルタイムでの遺伝子検査を実現したことで社会実装に向けて大きく前進した。また、PCR法とほぼ同等の感度・特異度を有し、かつ簡便、短時間(0.5~1時間)、オンサイト(現場)で利用可能な遺伝子検査プロトコル(ウイルス感染症、食物アレルギー物質、有毒・違法植物、植物ウイルス)を確立し、臨床的有用性ならびに実用可能性を実証した。

今後の展開

龍城工業㈱ 代表取締役 鶴田 公彦

今後の計画について、食品関連企業等に実機をお渡しする分を満たすように初回生産数を設定する。これにより使用感を確認し、製品のブラッシュアップを行ううえでのデータの蓄積とマーケティングを図る。まずは農業、食品関係の企業へ拡販を進めることにし、いずれ医療機関での使用に耐えうる製品を目指す。販売予定数を増やし、多く作ることでコストダウンを行いたい。