DX
第4次産業革命をもたらす
デジタル・トランスフォーメーションの加速に資する
技術開発に取り組む

D5

繊維産業に於ける
AI自動検査システムの構築に関する研究開発

見る・聴く技術で繊維を調べる

研究開発の概要

繊維産業は愛知県の主要産業の一つであるが、これをさらに発展させていくためには自動化による生産性の向上が不可欠である。加えて付加価値の高い高品質な製品の生産するためには、信頼性の高い生産技術を確立する必要がある。本課題では、効率的に付加価値の高い繊維製品を生産していくため、繊維製品の検品(検反)とそれを生産するための織機の信頼性向上を目指した。そのために、AIを用いた画像処理技術による自動検反と、音響処理技術による織機の異常動作検知 ・ 予知の実現に取り組んだ。これにより開発された技術は繊維産業だけでなく、工業における生産技術全般に活用可能である。

総  括

名古屋工業大学 准教授 坂上 文彦

本プロジェクトで取り扱った繊維製品の自動検査・織機の異常検知は、生産現場と直結したテーマであり実際に製品の生産・検査を実施している事業者の協力なしには実現し得ないものであった。そのため研究開発に当たっては、生産現場で培われた経験・技術に大学・技術センターが持つ知見を統合し、実用的かつ新しいシステムを構築した。今後は本プロジェクトで得られた知見・技術を発展させ、商品化を見据えた開発を加速させる予定である。

今後の展開

国島株式会社 代表取締役 伊藤核太郎

外観検査の基礎技術は目処が立ったので、今後は以下のテーマにそって事業化を進めていきたい。
 ・現場運用に耐える使いやすい実用機の開発
 ・外販のためのコスト削減(ソフトウェアの精度向上によるハードウェアコストの削減、小型化)
 ・対象織物の拡大…多様な柄ものへの対応
 ・中間製品段階での検査への対応
音による異常検知においては、得られたデータと実際の工場内イベントデータを照合し、有用性を確立していく。