DX
第4次産業革命をもたらす
デジタル・トランスフォーメーションの加速に資する
技術開発に取り組む

D2

DXと小型工作機械が織り成す
機械加工工場の省エネ改革

モノづくり王国あいちから始める工場省エネ改革

研究開発の概要

機械加工工場に存在する大小様々な工作機械が世界中の企業の製造を支えている。その中でも小型工作機械は無駄が少ない機械と言え、除去量あたりの消費エネルギが小さい、小専有スペース/コスト、高モータ出力加速度等の多くのメリットを有している。他方、余裕がない小型特有の課題があり、①厳しい加工プロセスのために生じる工作機械状態変化や②小型特有の異常状態の発生が挙げられる。本研究ではこれらの課題を解決するために工作機械・切削加工の状態監視DX 技術と異常状態回避技術を開発し、小型工作機械の更なる導入を推し進めることで機械加工工場の抜本的な省エネ改革に挑戦する。

総  括

名古屋大学 准教授 早坂 健宏

様々な産業の集積地帯である愛知県の地の利を活かし、モノづくり王国特有の産学官連携オープンイノベーションに取組むことができた。本研究では特に愛知県にとって意義が大きい機械加工工場の省エネ化に取組み、工場で状態監視・異常状態回避が求められている実際の課題を参画機関から得て、それらの課題を解決する技術を共同開発し実用化にも成功した。また、その開発を通じて、学生教育や教員・技術者育成を積極的に行うこともできた。

今後の展開

ブラザー工業株式会社 執行役員 寺倉 達雄

本研究の成果により小型工作機械に加工状態や異常状態を監視する機能を付加することで、様々な部品加工に対して最適な加工を提案することができる。小型加工機の普及により工場面積の効率化、省エネ、生産能力の向上でものづくり企業の多い愛知県産業の発展に貢献することができる。また、加工条件設定や加工状態を診断する生産技術者が減少していく中で状態監視の見える化により生産技術者の人財育成にもつなげていく。