DX
第4次産業革命をもたらす
デジタル・トランスフォーメーションの加速に資する
技術開発に取り組む

D4

IT・AI技術を結集した
スマートホスピタルの実現

メディア処理AI技術を結集した病院業務のDXを目指して

研究開発の概要

医療を必要とする高齢者の増加に伴い、医療従事者の不足が問題となっている。一方でIT・AI技術は音声認識、画像認識、生成AIなど、劇的な進化を遂げている。そこで本研究開発ではこれらのIT・AI技術を医療現場で活用し、医療従事者の負担を軽減することを目的とする。こうした技術が進展するにつれて、工学分野・医療分野のそれぞれで応用を試みる例はいくつもある。しかし医療側からは技術全容が見えず、工学側からは医療現場のニーズが把握できない。そこで工学・医学・医療従事者が一体となってこれを実現する。さらにこうして培われた技術を製造現場にも展開することを試みる。

総  括

豊橋技術科学大学 教授 北岡 教英

音声認識、生成AIなどは現在、主にオープンソースやサーバ型公開でユーザが利用できる状況にある。一方で医療情報はネットワークを経由させることによる個人情報漏洩の問題を鑑みると、オンプレミスでの実行が必須かもしれない。いまがその判断の時期であり、産学行政連携して基準を決める時期にある。本研究開発ではそうしたことも考慮して、いずれの判断においても有効な手法を開発してきた。チームには研究員や学生ら若手を多く登用し、育成を実践することができた。

今後の展開

㈱イマジナリー 大西 秀一
㈱フェロー 鈴木 賢太朗

電子カルテの入力項目は幅広く、今後は記録の支援から処置などの予測による入力支援に展開する。音声認識・対話技術は本研究開発中で製造現場のリスクアセスメント支援システムに展開することができた。製造現場でのニーズはさらに広く、より広く展開されることが期待できる。心臓疾患の診断精度は格段に向上した。疾患箇所の特定能力も上がっている。この性能向上に可視化を合わせて高度な診断支援につなげる。